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偽文士日碌

二月二十二日(木):1097-1098

 ウンベルト・エーコやっと読了。女子カーリングなどを見てしまう
のでなかなか進まなかったのだ。「夢の検閲官・魚籃観音記」のゲラ
が届く。締切を急いでいる乱歩全集のゲラも届いたので、「女王ロア
ーナ」の「図書」の巻頭言よりもこちらを先にやることとする。
 昨日は上山克彦が来て、半年程も溜まっていた地下の資源ゴミをす
べて持って帰ってくれた。大助かりである。上山君は一日に一度しか
動かせない不具合の食器洗い機に関する相談にも乗ってくれた。
 今日は午後二時、小雨の中を世田谷文学館の瀬川ゆき、中垣理子の
コンビが学芸員の井波吉太郎に車を運転させて来宅。一昨日来る予定
だったのだが、雪が降るというので今日に伸ばしたのだ。一昨日雪は
降らず、今日雨が降った。おまけに我が家付近は車が大渋滞だったら
しい。なんてことだ。諸氏は大量の写真、さまざまなグッズを丁寧に
包み、さらに大量放出する予定のSF図書の本棚を写真撮影、さまざ
まな相談ごとその他その他で四時にお帰り。今日確認したところでは
現存する作家で同様の展覧会をやった人は他にはいないと言う。
 韓国から「毟りあい」を映像化したいと言ってきた。同じ韓国でも
いろんな会社があるのだろうが、炎上させようとして少女像のことを
わざと高級なギャグにせずちょっと下品に書いた時はおれの作品を絶
版にするなどとさんざ騒いでおきながら、何ごとだ。
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